実際に育児をしていると、意外と福祉の仕事の経験が役立つなと感じることがあります。
福祉の仕事をしていると、この仕事って他に応用効くのかなあなんて、思ったりすることもあるですが、育児をしてみたらけっこうそこでの経験が活きました。
そこでこの記事では、福祉の仕事で得た経験がどのような面で、育児に役立ったかを3つにまとめてみました。
※福祉の仕事といっても様々ですが、私は障害分野の生活支援員としてやってきました。
うんちの拭き取りなどに抵抗感がない
育児のひとつの関門として、おしっこ・うんち後の処理が挙げられるでしょう。
汚れものへの抵抗感というのは、初めての人にはなかなか大変なものがあるかと思います。
そこで「うっ」となってしまうでしょう。
しかし、自分の子どもの排泄物なので頑張って処理したいところです。
その点、福祉の現場で仕事をしていると、そういった汚れものに対する抵抗感がさほどありません。
全く平気というわけではありません。
うんちの拭き取りをしているときに手についたりしたら、「嫌だなあ」とか思ったりはしますが、まあそれはそれで、という感覚です。
経験を重ねていくことで結局は慣れます。
最初は慣れなくても場数を踏むことが大切ですね。
そんなわけで、未経験の人にとっては少なからず抵抗のある汚れものへの対応がないのは、でかいポイントかと思います。
行動の背景を探るクセがついている
福祉の仕事をしていると、よく利用者の行動の背景を探る、という考え方が身につきます。
ある行動の背景には様々な要因、理由が隠されている、まあ大それたことではありませんが、しかし支援の現場では重要な基礎的思考であるといえます。
その考え方が身についていると、育児の上でも自然と背景を探るクセがつきます。
赤ちゃんはよく泣きますが、その泣く理由についても自ずと考えることができます。
逆に、泣き止んだ対応についても、なぜそれが効いたか考える力も身につきます。
赤ちゃんが泣いてしまったとき、その要因を探るときに色々と考えを巡らせることができるのは、福祉の仕事で身に着けた力なのかなと思います。
パパ・ママセミナーを受けたり、ネットで育児について調べたりすると、赤ちゃんの泣く理由には様々な理由がありますよ、ということをよく教わりますが、まさに行動の背景を探る力ですね。
夜中の対応に体が慣れている
これは夜勤経験のある方にとっては、という話にはなりますが、育児をしていると夜中でも起きて対応しなければなりません。
普段であれば寝ている時間帯でも、赤ちゃんがいる生活になると、そうはいきません。
夜中でも泣きだして、あやしたりミルクを飲ませたり、オムツ交換したり……。
眠い中で諸々の対応をするのはなかなか大変です。
夜勤の経験があると、その夜中に対応する感覚が呼び起こされることでしょう。
体力的につらいのは変わりありませんが、なんとなく夜勤のリズムで育児ができるので、いきなり夜中ぐっすり眠れなくなるリズムに突入するよりは、いくぶん気持ちがラクにはなるでしょう。
夜勤経験のある方は、「ああ、この感じ、既視感あるわ」という心持ちで夜の育児に臨むことになるのではないでしょうか。
まとめ
以上、福祉の仕事をしていると育児で役立つことをまとめてみました。復習すると、以下の3点です。
うんちの拭き取りなどに抵抗感がない
行動の背景を探るクセがついている
夜中の対応に体が慣れている
育児に役立ちますので、福祉の仕事の経験がない方は、試しに挑戦してみてもいいかもしれませんね(笑)